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マイカーローン金利の目安|総支払と月々をズラして考えないための基礎
2026-01-01

マイカーローン金利の目安|総支払と月々をズラして考えないための基礎

ローン2026.01.01

おすすめポイント

  • +
    比較は金利だけでなく、手数料・保証料・繰上返済条件まで含めて「総支払」でやります。
  • +
    返済期間を伸ばすと月額は下がりますが、総支払は増えやすい。月々の安さは“安く見えるだけ”になりやすいです。
  • +
    迷ったら、ディーラーだけで決めず、銀行系も含めて2〜3本を同条件で並べると判断が安定します。

PILLAR

この記事の前提(支払い設計・金利・残債の考え方)は、ローンHUBに集約しています。

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この記事は「マイカーローン金利の目安|総支払と月々をズラして考えないための基礎」をテーマに、ローン選びで一番ありがちな失敗を潰します。 失敗の典型は、月々の支払いだけで決めて、総支払や条件を見落とすことです。

CHAPTER 01

金利の前に確認すること(ここを外すと比較がズレる)

実質年率と費用の扱い

ローンの表示は「金利(実質年率)」が中心ですが、実務では次の費用が効きます。

  • 事務手数料が別で掛かるか
  • 保証料が金利に含まれているか、別途なのか
  • 団体信用生命保険の有無や費用(扱いは商品により違う)

見積もりは、月々と総額の両方を並べて比較します。

所有権(名義)と自由度

ディーラーローンは「所有権留保」になるケースがあります。 完済まで名義が自分にならないと、売却や手続きの自由度に影響します。 契約前に確認します。

CHAPTER 02

まずは総支払で比較する(手順)

  • 1.借入額、期間、ボーナス払いの有無を揃える
  • 2.それぞれの月々と総支払(元利合計)を出す
  • 3.手数料や保証料があるなら加算して並べる
  • 4.繰上返済の条件(手数料、回数制限、最低金額)を確認する

比較用にシミュレーションを使うのは有効です。 数字が揃うと感情で迷いにくくなります。

CHAPTER 03

金利の目安を掴む方法(数字より“分布”を見る)

金利はタイミングや審査で変わるので、単発の数字に引っ張られない方が安全です。

  • 銀行系ローンの金利帯を、比較サイトや各銀行の表示でざっくり把握する
  • ディーラーローンはキャンペーンがある一方、条件が固定されていることもあるので、同条件で総支払を並べる
  • 残クレは「金利+出口条件」がセット。金利だけで得かどうかは決まりません

ここで“今の相場感”を掴んでから、具体の見積もりに落とすとブレません。

CHAPTER 04

固定金利と変動金利(マイカーローンでも確認する)

  • 固定: 返済額が読みやすい。家計管理は楽。
  • 変動: 金利が動く可能性がある。短期で完済するなら影響は小さくなりやすいが、長期だとブレが出ることがある。

商品によって扱いが違うので、契約書と重要事項で確認します。

CHAPTER 05

見積もりで必ず受け取るもの

  • 返済予定表(毎月いくら、総支払はいくらか)
  • 手数料の内訳(事務手数料、保証料など)
  • 繰上返済の条件(無料か、有料か、最低金額、回数制限)
  • 所有権(名義)の扱い
  • 途中で売る/乗り換える場合の手続き(残債処理や名義変更の段取り)

この4点が揃えば、だいたいの比較は正確になります。

CHAPTER 06

返済期間が効くポイント(同じ金利でも差が出る)

月々を下げるために期間を伸ばすと、総支払が増えます。 概算ですが、感覚が掴めます。

例(元利均等、借入300万円、年3%の概算)

  • 36回: 月々 約87,244円、利息 約14.1万円
  • 60回: 月々 約53,906円、利息 約23.4万円
  • 84回: 月々 約39,640円、利息 約33.0万円
  • 120回: 月々 約28,968円、利息 約47.6万円

月々を下げる代わりに、利息を多く払う構造です。 家計が楽になるなら意味がありますが、“月々の数字だけで買う車を上げる”のは危険です。

CHAPTER 07

銀行系とディーラーローンの違い(ざっくり)

  • 銀行系: 金利が低めになりやすい一方、審査や手続きに時間がかかることがある
  • ディーラーローン: 購入手続きと一緒に進めやすい一方、条件次第で金利が高めになることがある

ここで重要なのは「どっちが絶対に得」ではなく、総支払と条件が自分に合うかです。

CHAPTER 08

繰上返済は得なのか(条件次第)

繰上返済は利息の圧縮に効きますが、無理に急ぐと逆効果になることがあります。

  • 手数料が高いなら、効果が薄い
  • 手元資金が薄くなるなら、リスクが上がる
  • 一部繰上か、全額繰上かで効き方が違う

繰上返済手数料が無料のローンもありますが、条件が商品で違います。 契約前に必ず確認します。

CHAPTER 09

金利を下げる現実的な順番

  • 返済期間を必要以上に伸ばさない
  • 可能なら頭金を入れて元金を減らす
  • ボーナス払いに頼りすぎない
  • 複数社で見積もりを取り、条件を揃えて比較する

CHAPTER 10

よくあるつまずき

CHAPTER 11

よくある質問

金利が低いローンを選べばそれで正解?

金利は重要ですが、手数料や保証料、繰上返済の条件、所有権の扱いで逆転することがあります。 総支払と条件まで含めて比較します。

ボーナス払いは入れてもいい?

入れると月々は下がりますが、収入が変動したときに一気に苦しくなります。 基本はボーナス払い無しで成立する設計が安全です。

事前審査は何社も出していい?

商品によって手続きが違うので、同時に出しすぎるより「本命2〜3本」に絞って条件を揃える方が比較しやすいです。

CHAPTER 12

まとめ

  • 比較は金利ではなく、総支払と条件まで含めてやる。
  • 期間を伸ばせば月々は下がるが、総支払は増えやすい。
  • 2〜3本を同条件で並べると、判断が安定する。