
MERCEDES-BENZ S-Class (W140)
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TAKEAWAYS
まず押さえるポイント
- キャラクターがはっきりしている
- 走りと雰囲気の両立
- ファンが多く情報が探しやすい
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CHAPTER 01
結論:この車が向く人 / 向かない人
W140 Sクラスは、当時のメルセデスが物量と技術を惜しみなく投入した、最後の重厚系ラグジュアリーの代表格です。 中古で気を付けたいのは、機関そのものより電装・内装・快適装備のコンディション。 小さな不具合が積み重なると、満足度が急に下がります。 整備履歴が読めて、信頼できる工場に持ち込めるなら、現代車では得にくい静かさと厚みのある乗り味を手に入れられます。 購入前に全スイッチの動作を一通り確認し、直すべき点を見積もった上で買うと、長く穏やかに乗れます。 主治医が決まるだけで、選択肢が整理できます。 価格の安さに引っ張られず、状態の良い車を選ぶほど結果が良くなります。 乗り方は静かに距離を伸ばす方が相性がいいです。 静かな高速巡航が一番似合います。 街乗りより、一定速度で流すほど良さが出ます。
向く人
- 当時のメルセデスらしい重厚感を、ゆったり味わいたい人
- 年式相応の整備を前提に、長く育てたい人
- 輸入車の電装やゴム類の維持を織り込める人
向かない人
- 維持費をとにかく最小にしたい人
- 警告灯や電装トラブルに強いストレスを感じる人
- 保管環境が屋外で、錆リスクを避けにくい人
W140は、整った個体に乗ると『これがSクラスか』と納得できます。 中古は価格の安さに目を奪われがちですが、素性と整備の筋が通っているかで維持の難易度が変わります。
静けさと重厚感をゆったり味わいたい人向けです。 電装や年式由来の整備を面倒と感じるなら、別の世代の方が幸せになりやすい。
CHAPTER 02
買う前の最重要チェック
CHECK POINTS
購入前に確認したいこと
- 年式相応にコンディション差が大きい
- 部品・整備の難易度は個体で変わる
- 維持費は想定より上がりやすい
- 消耗品の管理状況を要確認
- 電装系・ゴム類の劣化に注意
- 改造歴がある個体は内容を精査
- 電装系は突然くる。警告灯は放置せず、診断できる店が必須
購入前に“ここだけは先に確認”したいポイントです。 下のチェックリストを参照してください。
警告灯、電装の動作確認、エアコンの効き、窓やシートなどの作動。 次に下回りの滲みと錆。 試乗では、段差での収束と直進性。 乗り味が落ち着いている個体は、足回りの状態が良いことが多いです。
快適装備の動作確認は必須
- エアコンの効きと風量、温度調整の反応
- パワーシートや窓、ミラーなど各モーター類
- メーター警告灯の点灯履歴。消してある車は疑う
- 試乗での変速ショックとブレーキの真っ直ぐさ
CHAPTER 03
弱点・故障(注意点)
弱み・注意点
- 年式相応にコンディション差が大きい
- 部品・整備の難易度は個体で変わる
- 維持費は想定より上がりやすい
トラブル傾向
- 消耗品の管理状況を要確認
- 電装系・ゴム類の劣化に注意
- 改造歴がある個体は内容を精査
弱点は年式です。 電装、ゴム類、油脂漏れ。 壊れてから直すより、兆候の段階で手を打つ方が安く済むことが多いです。
CHAPTER 04
維持費の構造
- 年間の目安: 年間20〜50万円
- 維持費(年): 約35万円(目安)
- 年間20〜50万円を目安。電装や足回りの不具合が重なると、まとまった出費になりやすいです。
メンテナンスの要点
- 電装系は突然くる。警告灯は放置せず、診断できる店が必須
- 油脂漏れは年式で起きやすい。滲みの段階で手を打つ
- 足回りのブッシュ類で乗り味が決まる。直すと別の車になる
- 錆は後から効く。下回りとボディの素性は購入時に見切る
維持費は波が出ます。 毎年一定ではなく、イベントとして大きめの整備が入る年がある。 予算を前に置くと、精神的に楽になります。
修理は『小さなうち』が安い
放置すると別の部品を巻き込みやすいので、違和感が出たら早めに直す方が結果的に安いです。 古い高級車はここが逆転しやすい。
CHAPTER 05
中古で狙うなら
- 中古相場: 80万〜350万円(状態で変動)
- 発売年: 1991
- ボディ: セダン
- セグメント: フラッグシップ
- 新車価格: 当時:1200万〜2500万円(仕様)
安い個体ほど『何を我慢する価格か』を確認してください。 記録があり、現車の雰囲気が整っている車を選ぶ。 結果的に安く満足度が高いです。
価格より『主治医』
購入前に、持ち込める工場があるかを確認する。 工場が決まれば、車の選び方も整備の進め方も一気に具体化します。
内装と電装は『全部動く』がスタートライン
シート、窓、エアコン、ロック、メーター表示。 W140は快適装備が多い分、全部が繋がっています。 部分的に壊れている車は、別の箇所も連鎖しやすい。
中古で見たいポイント
- エアコンの効きと温度調整の反応。風量が弱い車は注意
- 各モーター類。パワーシート、窓、ミラーが素直に動くか
- 警告灯の履歴。消してある車は疑う
- 試乗での変速とブレーキ。低速の違和感は拾う
- 内装の状態。擦れの強さは扱われ方の指標になります
迷うなら主治医から先に決める
古い高級車は、車よりも整備先が価値になります。 持ち込める工場が決まれば、車の選び方も整備の進め方も一気に具体化します。 工場が決まらないなら、買わない判断も賢いです。
補足として、W140は部品と工賃の見積もりを先に取るのがおすすめです。 壊れてから探すと時間が掛かり、結果的に高くつきます。 購入前に主治医を決め、よくある整備の費用感を掴んでおくと、安心して選べます。
CHAPTER 06
比較対象(3台以内)
同じ予算帯・同じ使い方で迷いやすい候補だけを、最大3台に絞って並べます。 数字より『乗り方』と『維持の現実』で比べると失敗しにくい。
セルシオは静けさと信頼性、アリストはスポーティ、BMWは運転感覚。 W140は『当時の過剰設計』の体験を買う車です。
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最後に、購入判断を一段進めるための『次に読む3本』を置きます。 迷ったらこの順で読むと早い。
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