この記事は「事故直後にやることチェックリスト|警察・保険・証拠…順番を間違えると損する」をテーマに、事故直後10分でやるべきことを順番で整理します。 現場では気が動転しますが、やることはほぼ決まっています。 示談や過失の話は後でいいので、まず安全と証拠を優先します。
CHAPTER 01
〜1分 安全確保
- ハザード点灯
- 可能なら安全な場所へ移動(通行の妨げや二次事故を避ける)
- 発炎筒や三角停止板が使えるなら使用
- 夜間や高速道路は特に、車外の安全な場所へ避難
高速道路・自動車専用道路のとき
高速道路は、停車中の車内にいること自体が危険です。 基本は次の流れです。
- 路肩や非常駐車帯へ寄せる(無理に本線上に止めない)
- 後続車へ合図(ハザード、発炎筒、停止表示器材)
- 乗員はガードレールの外などへ避難してから通報
通報は、非常電話や110番が基本です。 落下物や路面の異常など道路管理者への通報は、道路緊急ダイヤル(#99 10)も使えます。
CHAPTER 02
〜3分 救護と119番
— 事前に CHECK POINT
- けが人がいる、意識がない、強い出血があるなら119番
- 応急手当はできる範囲で。まずは自分と周囲の安全を確保してから
- 体調に異変がなくても、あとから痛みが出ることがあります。無理に動かさない
CHAPTER 03
〜5分 110番で警察へ連絡
警察に伝えるのは、まず次の4点です。
- どこで(場所)
- いつ(今起きた、何分前)
- けが人がいるか
- 車が動かせるか、危険な場所か
事故の大小に関わらず、届け出は重要です。 保険の手続きでも必要になりやすいです。
CHAPTER 04
〜10分 記録を残す(落ち着いてから)
写真で撮るもの
- 事故現場の全景(交差点、信号、標識、車線が入るように)
- 車の位置関係(停止位置、衝突地点が分かる角度)
- 損傷部位のアップ
- ブレーキ痕や落下物、路面状況(濡れ、凍結など)
- 相手車のナンバー
ドラレコの保存
ドラレコがあるなら、事故直後のデータを上書きされないよう保存します。 できればスマホで画面を撮っておくと、機器トラブル時の保険になります。
目撃者がいれば連絡先を控える
当事者同士の話は食い違いがちです。 第三者の連絡先は後で効きます。
CHAPTER 05
相手と確認する情報(言い争わない)
- 氏名、住所、連絡先
- 車両ナンバー
- 相手の保険会社名(分かる範囲で)
- 業務中の車なら会社名
免許証を見せてもらう、名刺をもらうなど、事実の確認だけに徹します。
CHAPTER 06
保険会社へ連絡する(レッカーが必要ならここで)
- 自分の保険会社へ事故受付
- レッカーや代車が必要なら、保険付帯のロードサービスの範囲を確認
現場で業者を手配すると費用が膨らむことがあります。 まず加入先へ連絡する方が安全です。
保険会社に伝えるメモ(短くでいい)
- 事故の日時と場所
- 相手の情報(氏名、連絡先、ナンバー)
- けが人の有無
- 車が動くか、レッカーが必要か
- ドラレコの有無
- 写真を撮れているか
CHAPTER 07
物損扱いと言われたときの注意
その場では痛みがなくても、後から症状が出ることがあります。 けががある可能性があるなら、警察にもその旨を伝えます。 物損で処理が終わってからだと、手続きが面倒になることがあります。 迷ったら、保険会社にも早めに相談します。
CHAPTER 08
その場でやらないこと
- 過失割合を決める
- 相手に謝りすぎて責任を断定する
- お金を渡す、示談書にサインする
- 物損扱いでいい、と相手に言われるままにする
CHAPTER 09
現場での会話は「事実だけ」
- 過失や責任の話はしない
- その場で録音やメモを取るより、写真と相手情報の確保を優先
- 相手が強く出ても、こちらも強く返さない。警察と保険に任せる
CHAPTER 10
受診は早めに(あとから痛むのが普通)
事故直後は興奮していて痛みを感じにくいことがあります。 首や腰の違和感が少しでもあるなら、早めに医療機関へ。 受診が遅いと、事故との関係の説明が難しくなることがあります。
CHAPTER 11
レッカーと保管で損しないために
- まず自分の保険会社に連絡し、指定の手配ができるか確認
- どこへ運ぶか(購入店、修理工場、自宅近く)を決めてから動く
- 料金が発生するなら、内訳と支払い方法をその場で確認して控える
CHAPTER 12
後で必要になりやすいもの
- 警察への届け出に基づく交通事故証明書(保険の手続きで求められやすい)
- 病院の診断書(けががある場合)
- 修理見積、レッカーや代車の領収書
CHAPTER 13
よくあるつまずき
- 小さい事故だからと警察に連絡しない
- 写真が近景だけで、位置関係が説明できない
- 相手情報を口頭だけで済ませる
- 痛みが後から出たのに受診が遅れて、説明が難しくなる
CHAPTER 14
よくある質問
相手が警察を呼ばなくていいと言う
後で揉める原因になります。 事故の大小に関わらず届け出はしておく方が安全です。 相手が拒んでも、こちらから通報します。
写真はどれくらい必要?
多いほど良いですが、最低限は全景と位置関係、損傷部位、ナンバーです。 近景だけだと状況説明が難しくなります。
体が痛くないから病院は不要?
当日は平気でも翌日に出ることがあります。 違和感があるなら受診しておく方が後で困りません。
CHAPTER 15
まとめ
- 事故直後は「安全確保→救護→警察→記録→保険」。この順で動く。
- その場で示談や過失の断定はしない。事実と証拠を残す。
- 迷ったら保険会社やロードサービスに連絡して指示を受ける。



