ARCHIVE 03
ロードサービスの使い方と選び方|自動車保険付帯・会員サービス・クレカ…結局どれが正解?
2026-01-04

ロードサービスの使い方と選び方|自動車保険付帯・会員サービス・クレカ…結局どれが正解?

ロードサービス2026.01.04

おすすめポイント

  • +
    まず最優先は、【今入っている任意保険のロードサービス条件(無料搬送距離・回数制限・対象外)】を把握すること。ここが土台です。
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    JAFは「【人に紐づく】」「【その場で直す】」が強み。保険付帯の弱点(対象外・現場作業の限界)を埋めます。
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    クレカ付帯は便利ですが、条件が厳しいことが多く、メインにすると危険。基本は【サブ(お守り)】で考えます。

PILLAR

補償の考え方・比較の順序は、保険のPillarページにまとめています。

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”バッテリーが上がった” ”タイヤがパンクした”

そんな緊急時に頼るのがロードサービスですが、いざという時に迷いがちなのが「自動車保険の付帯」「JAF」「クレジットカード付帯」のどれを使うべきか、という問題です。

”とりあえずJAFに入っているから安心” ”保険に付いているから、JAFはいらない”

どちらも一理あります。 ただし、サービスごとに得意・不得意があり、条件を知らないままだと【距離オーバーで数万円の請求】が来たり、【雪道でのスタックが対象外】と言われたりするリスクがあります。

この記事では、3つの主要ロードサービスを比較し、あなたのカーライフにとって「無駄なく、最も安心できる組み合わせ」を見つけるための判断軸を整理します。

CHAPTER 01

まずは基本を知る:3つのサービスの決定的な違い

ロードサービスと一口に言っても、運営元によって内容は大きく異なります。 まずは以下の比較表で、ざっくり全体像を掴みましょう。

図1:自動車保険・JAF・クレカ付帯の比較(ざっくり)

図1:自動車保険・JAF・クレカ付帯の比較

”どれか一つに入っていれば安心、というわけではありません。 ”

この違いを踏まえて、それぞれのメリット・デメリットを見ていきます。

CHAPTER 02

自動車保険(付帯ロードサービス):今の主流、長距離搬送ならこれ

— 事前に CHECK POINT

現在、ロードサービスのメインになっているのが、ソニー損保やアクサダイレクトなどの【任意保険に付帯】するサービスです。

最大のメリット:圧倒的な「無料搬送距離」

保険付帯の強みは、なんといってもレッカーの無料搬送距離です。

  • 50km〜100kmまで無料
  • 指定工場なら距離無制限(など)

遠出先で故障した場合、最寄り工場ではなく「いつもの工場」まで運びたいことがあります。 距離が伸びると費用は一気に跳ね上がるため、【保険付帯で無料距離が長い】ことは大きな安心材料です。

注意点:回数制限と「対象外」トラブル

一方で、弱点もあります。

  • 【回数制限】:バッテリー上がりは「保険期間中1回まで」など制限が付くことが多い
  • 【対象外】:雪道やぬかるみの引き上げ(スタック)、チェーン装着などが対象外になるケースがある
  • 【対象は「車」】:あくまで「契約車両」のトラブルに限られるため、レンタカーや友人の車でのトラブルは対象外になりやすい

CHAPTER 03

JAF:”現場解決”と”人への補償”

”保険に付いてるならJAFはいらないのでは?”と思う人は多いですが、JAFには保険付帯にはない独自の強みがあります。

メリット1:マイカー以外でも使える(人に紐づく)

JAFの会員資格は「車」ではなく【人】に紐づきます。 つまり、友人の車・レンタカー・会社の車で運転中にトラブルが起きても、会員ならサービスを受けられる可能性があります。 バイクも対象になるのは大きなポイントです。

メリット2:その場で直して帰れる「技術力」

保険付帯は基本的に「レッカーで工場へ運ぶ」設計です。 一方JAFは、できる限り【その場で復旧】させて自走できる状態にすることを目指します。

例)

  • 【パンク対応】:スペアタイヤがない車でも、状況次第では現場で応急修理できることがある
  • 【スタック救援】:雪道・砂地などで動けなくなった場合も対応しやすい

注意点:レッカー距離が短い

JAFの最大の弱点は、無料レッカー距離が短いことです。 一般に無料範囲が「15km」などとされ、超えると1kmあたり700円前後の追加料金が発生します。 遠出先の長距離搬送では心許ないのが現実です。

CHAPTER 04

クレジットカード付帯:あくまで「お守り」

一部のゴールドカードやプラチナカード、ガソリンスタンド系カード(ENEOSカードなど)にはロードサービスが付帯している場合があります。

メリット:追加コストが不要

手持ちのカードに付帯していれば、申し込み不要で使える手軽さがあります。

注意点:条件が厳しい

一方で、内容は「おまけ」になりやすく、条件が厳しいケースが目立ちます。

  • 自宅から一定距離以上離れていないと使えない
  • 購入から年数が浅い車に限る
  • 重量◯t未満の車に限る

メインのロードサービスとして使うには不安が残るため、基本は【サブ(お守り)】として捉えるのが現実的です。

CHAPTER 05

最強の選択肢? JAF + 自動車保険の併用メリット

実は、多くの保険会社が推奨しているのが「JAFと自動車保険の併用」です。 ”二重払いでもったいない”と思うかもしれませんが、併用することで弱点を補い合えます。

併用のメリット例

  • 【無料距離の延長】:保険の無料距離に加え、JAF分が上乗せされる(条件は契約による)
  • 【回数制限の補完】:保険で回数制限がある作業(バッテリー等)をJAFで補える
  • 【トラブル対応の穴埋め】:長距離搬送は保険、スタックや現場作業はJAF、と使い分けられる

古い車に乗っている方や遠出が多い方にとっては、この「併用」こそがコストパフォーマンスの高い選択肢になり得ます。

CHAPTER 06

結論:あなたはどれを選ぶべき? タイプ別診断

最後に、あなたのカーライフに合った最適な選び方をまとめます。 自分がどこに当てはまるかチェックしてみてください。

図3:タイプ別診断フローチャート

図3:タイプ別診断フローチャート

タイプA:新車・高年式の国産車、街乗りがメイン

  • 【正解】自動車保険(付帯サービス)のみ
  • 故障リスクが低く、遠出もしないなら保険付帯で十分なケースが多い。

タイプB:年式の古い車・輸入車、遠出やドライブが好き

  • 【正解】自動車保険 + JAF
  • トラブル時に遠方になる可能性があるなら、長距離搬送(保険)と現場対応(JAF)の組み合わせが強い。

タイプC:スキー・スノボ・キャンプなど、雪道や悪路に行く

  • 【正解】JAF(必須) + 自動車保険
  • 雪道のスタック救援など、保険付帯だけだと対象外になるリスクがあるため、JAFを強く推奨。

タイプD:レンタカー・シェアカー・バイクにもよく乗る

  • 【正解】JAF
  • 車ではなく「人」に紐づくJAFが合理的。

CHAPTER 07

まとめ:自分のリスクに合った備えを

ロードサービス選びに「万人に共通する正解」はありません。 大切なのは、保有車・走り方・よく行く場所に合わせて、過不足のない備えを用意することです。

  • まずは【任意保険】:ロードサービス条件(距離・回数・対象外)をチェック
  • 不安なら【JAF】:雪道・パンク・古い車のキーワードに当てはまるなら入会を検討
  • クレカ付帯は【サブ】:条件を理解した上で「いざという時の保険」に

トラブルは忘れた頃にやってきます。 万一の時に慌てないよう、今のうちに「自分の備え」を確認しておいてください。