月額が一定だと安心します。 でもサブスクは、自由を削って固定費にする仕組みです。 所有は逆に、自由はあるが変動費が出る。 この違いを分解して、迷いを減らします。 月額の安さだけで決めると、走行距離や返却精算で後から効いてきます。 初期費用だけで判断しない、これがコツです。
CHAPTER 01
まず言葉を揃える サブスクとリースは似ていて違う
ここが混ざると比較が崩れます。
- 購入(現金/ローン):自分の車になる。税や車検、保険は自分で管理する
- カーリース:基本は返却。契約条件が厳しめで、中途解約が難しいことが多い
- サブスク:リースに近いが、税金やメンテ、任意保険まで含めた定額型もある。サービスごとに中身が違う
CHAPTER 02
失敗しない比較の型 4ステップ
1 比較期間と走行距離を決める
迷うなら3年と5年で2パターン作ると判断が早いです。
- 3年:新しさと手間の少なさを優先
- 5年以上:総額と自由度を優先
走行距離は、現実の使い方に合わせます。 走行距離制限があるサービスは、ここが合わないと割高になります。
2 サブスクは含まれる範囲を言葉で確認する
サブスクは中身が違います。 月額に何が入っているかを先に固定します。
- 税金(自動車税種別割、重量税)
- 自賠責、任意保険
- 車検費用
- 点検や故障修理の扱い
- 消耗品やタイヤの扱い
- 代車やロードサービスの有無
任意保険まで含むタイプは、支払いと手続きが一本化される代わりに、走行距離や返却条件がシビアになりやすいです。
3 途中解約と返却精算を確認する
サブスクやリースは、原則として中途解約が難しい、または解約金が発生する前提のサービスが多いです。 契約前にここを見ないと後悔します。
- 途中解約できるか
- 解約金の計算方法
- 返却時の原状回復(キズ、臭い、改造、喫煙など)
- 走行距離超過の精算
4 所有は月額化して見える化する
所有は、毎月の支払いに出ない費用が多いだけです。 分解すれば管理できます。
- 毎月:ローンまたは積立、任意保険、駐車場、燃料
- 年1回:税金
- 2年に1回:車検と法定費用
- 数年に1回:タイヤ、バッテリー、ブレーキなど
- 最後の戻り:売却や下取り
維持費を月額で積み立てる考え方は、 にまとめています。
CHAPTER 03
サブスクが向く人
- 税や車検の段取りが苦手で、とにかく手間を減らしたい
- 走行距離が読みやすい
- 2〜3年で定期的に車を替える前提
- 家計を定額で管理したい(突発の出費が怖い)
CHAPTER 04
所有が向く人
- 走行距離や使い方が変わりやすい(転勤、家族構成の変化)
- カスタムや装備追加を自由にしたい
- 長く乗るつもりで、総額を抑えたい
- 売却まで含めて自分でコントロールしたい
CHAPTER 05
よくあるつまずき
- 月額だけで比較して、走行距離超過や返却精算で割高になる
- 中途解約の条件を読まず、事情が変わって詰む
- サブスクに保険が含まれていないのに気づかず、想定を超える
- 所有側の税・車検を先送りして、支払いが重なる
CHAPTER 06
迷ったときの落としどころ
- 迷うなら3年だけ比較し、気持ちよく乗り換えるかを決める
- 走行距離が多いなら所有寄り。距離制限がストレスになります
- 車を丁寧に使える自信がないなら、返却精算のリスクを先に織り込む
CHAPTER 07
サブスクの月額に入っているものはサービスで違う
フルサービス型だと、車両代、登録諸費用、税金、自賠責、任意保険、車検、点検整備、故障修理などを月額にまとめている例があります。 一方で、任意保険は自分で契約する前提のサービスもあります。 ここを勘違いすると、月額が安く見えても総額で逆転します。
判断するときは、月額に含まれる項目を箇条書きで書き出して、含まれないものを所有側の維持費テンプレに入れて計算します。
CHAPTER 08
中途解約が難しいのが最大の注意点
車のサブスクやリースは、途中解約が難しいか、解約金が発生する前提の契約が多いです。 仕事や家族の都合で乗り方が変わりやすい人ほど、ここが一番のリスクになります。
契約前に見るべきは次の3つだけです。
- 途中解約できる条件
- 解約金の計算方法
- 解約金が免除される例外(死亡、疾病など)
ここが不明なら、そもそも契約しないほうが安全です。
CHAPTER 09
走行距離制限は合わないとずっと損する
距離制限は、返却時の価値を守るために設けられています。 超過すると追加精算が出ることがあります。 通勤距離が読めない、出張が増える、家族の送迎が始まる。 こういう変化がありそうなら、所有の方がストレスが少ないです。
CHAPTER 10
総支払で比べるときのチェックリスト
比較は複雑にしない方が勝ちます。 最低限これだけ並べれば判断できます。
サブスク側
- 月額×契約月数
- 途中解約の可能性があるなら、解約金の最大見込み
- 返却精算の条件(キズ、臭い、距離)
所有側
- 車両代(現金/ローン)
- 任意保険、駐車場、燃料
- 税金と車検の積立
- 最後の戻り(売却見込み)
この比較を作ると、月額が高い低いではなく、自分に合うかで決められます。
CHAPTER 11
FAQ
Q サブスクは結局高い
高い安いは条件次第です。 任意保険やメンテが月額に入っているなら、所有側の維持費を足した上で比べないと正しく判断できません。
Q 途中解約が不安
不安なら契約しないのが一番安全です。 どうしても使うなら、短めの契約期間か、解約条件が明確なサービスを選びます。
Q サブスクは最後に車が残らないのが損
長く乗るほど所有は有利になりやすい一方、短期で乗り換えるなら残らないこと自体がメリットになる人もいます。 自分が何年乗るかで結論が変わります。



