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固定費
税金、任意保険、駐車場、ローンなど、走らなくても残る費用を先に固定します。

CAR BOUTIQUE JOURNAL
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車の維持費は、車両価格やローンの月額だけでは判断できません。税金や保険のように読める費用もあれば、タイヤ、オイル、バッテリー、車検整備、突発修理のように、車の状態と使い方で大きく変わる費用もあります。大事なのは、安い月を作ることではなく、費用が重なる年でも持ち続けられるかを見ることです。
01VIEWPOINT
車を買う前の計算では、どうしても車両価格と月々のローンに目が向きます。けれど、実際に家計を圧迫しやすいのは、購入後に必ず残る費用です。燃料代、任意保険、税金、車検、タイヤ、オイル、バッテリー、駐車場。さらに古い車や輸入車では、警告灯や足回り、冷却系、電装品の修理も重なります。
維持費シミュレーションで見たいのは、平均的な月額だけではありません。普通の月なら払えるが、車検とタイヤ交換と保険更新が同じ時期に来ると苦しくなる。そういう年を先に想定できるかどうかです。
CBJ GUIDE
維持費は、安く見せようと思えばいくらでも安く見せられます。ここでは、車を持ち続けるうえで実際に効いてくる費目を、固定費、走行距離で変わる費用、数年ごとに重なる費用に分けて見ます。
01
税金、任意保険、駐車場、ローンなど、走らなくても残る費用を先に固定します。
02
燃料代、オイル、タイヤ、ブレーキは、年間何km走るかで負担が変わります。
03
車検、タイヤ4本、バッテリー、突発修理が同じ年に来ても破綻しないかを見ます。
02CHECK POINT
維持費を月額だけで見ると、車検やタイヤ交換のような不定期の支出が薄まって見えます。月々の数字を作る前に、1年で必ず出る費用と、2〜4年に一度出る費用を年額へ直す方が現実に近くなります。
国土交通省の維持費シミュレーションでも、ガソリン代、自動車税、車検代、保険料、駐車場や整備費などを分けて入力する構成になっています。CBJでは、それを購入判断に使えるように、月額化と突発費の見方まで広げます。
03COST / RISK
税金や自賠責は、制度が変わらない限り大きく外れにくい費用です。任意保険も見積もりを取れば、おおよその年額は出せます。問題は、タイヤ、バッテリー、ブレーキ、オイル、冷却系、センサー類のような、車の状態と使い方で前後する費用です。
たとえば同じ300万円の中古車でも、16インチタイヤのコンパクトカーと、21インチタイヤのSUVでは、タイヤ4本交換の重さがまったく違います。安く買えた輸入車でも、認証規格のあるオイル、専用サイズのタイヤ、電装品の故障が重なると、年単位の維持費は一気に変わります。
04COST / RISK
CASE 01
税金や燃料代は抑えやすい一方、安い車両価格だけで決めると、タイヤ、バッテリー、車検整備が相対的に重く見えます。古い個体では、購入直後の整備費を別枠にします。
CASE 02
燃料代、タイヤ、ブレーキ、駐車場サイズ、車両保険が効きます。家族用途では走行距離も伸びやすいため、燃料代を甘く置かない方が現実的です。
CASE 03
車両価格が下がっていても、部品代や工賃は新車時のクラスに近いまま残ります。維持費は購入価格ではなく、元の車格と整備履歴で見ます。
CASE 04
タイヤ、ブレーキ、オイル、クラッチ、足回りが効きます。走行距離が少なくても、熱と年数で消耗する部品を見落とさないことが重要です。
05CHECK POINT
通勤、買い物、帰省、旅行を分け、月間走行距離を少し厳しめに置きます。燃料代とオイル、タイヤの交換周期がここで決まります。
ローン、駐車場、任意保険、税金を先に固定します。走らなくても消えない費用なので、ここを甘く見ると後から苦しくなります。
車検、タイヤ、バッテリー、ブレーキ、法定点検を月額へ直します。実際に払う月はまとまって来るため、別口座で積み立てる方が安全です。
警告灯、冷却水漏れ、オイル漏れ、センサー故障をゼロで置かない。中古車や輸入車では、ここを置くかどうかで維持できる車種が変わります。
06CHECK POINT
普段の月だけを見ると、車は意外と持てそうに見えます。燃料代と駐車場、ローンだけなら問題がなくても、車検、任意保険の更新、タイヤ4本交換が重なると一気に数字が変わります。
そのため、維持費シミュレーションでは、普通の年と重い年を分けます。普通の年はオイル交換や点検中心。重い年は車検、タイヤ、バッテリー、ブレーキ、軽い修理まで入れる。重い年でも貯金を崩しすぎないなら、その車は現実的に持ちやすいと言えます。
07TEST DRIVE
この確認をしても、維持費を完全に読めるわけではありません。ただ、買ったあとに初めて知る費用を減らすことはできます。特に中古車では、安い車両価格の理由が、消耗品の先送りにある場合もあります。
08CHECK POINT
中古車では、納車された瞬間から本当の維持費が始まります。販売店が納車整備をしていても、タイヤ、バッテリー、ブレーキ、油脂類、ワイパー、エアコン、冷却水まわりの状態まで、すべてが新品になるわけではありません。車両価格が予算内でも、購入直後に10万円、20万円単位の整備が重なると、実際の支払感は大きく変わります。
とくに年式の古い高級車や輸入車では、車両本体が手頃でも、消耗品の単価は元の車格に近いまま残ります。安く買えたことを維持費の余裕と考えるのではなく、安く買えた分を初期整備に回せるかを見ます。ここを残さずに買うと、最初の半年で維持が苦しくなります。
09COST / RISK
維持費を抑えること自体は悪くありません。ただし、オイル交換、タイヤ、ブレーキ、冷却水、バッテリーのような基本整備まで削ると、節約ではなく先送りになります。車は、先送りした費用が後でまとめて返ってくることがある道具です。
見積もり上の維持費を小さく見せるより、必要な整備を続けても生活が崩れない車を選ぶ方が長く乗れます。維持費シミュレーションは、欲しい車を諦めるための表ではなく、買ったあとに後悔しないための現実確認です。
FAQ / よくある質問
2026.05.29:競合調査と公式情報を踏まえ、GUIDE新基準に合わせて本文構成、判断軸、確認手順、出典を全面更新しました。