ロングノーズ・ショートデッキ
派手な神話ではなく、静かな基準として残った。

CAR BOUTIQUE JOURNAL
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HERITAGE / 系譜
初代NSXから二代目まで。ホンダがスーパーカーの前提をどう変えたのかを辿る。




CHRONICLE

ORIGIN / 01
NSXの革命は、速さではなく使えることにあった。
NSXは、スーパーカーなのに普通に走れる。
普通に見える。
普通に使える。
それでいて、運転するとちゃんと特別である。
スーパーカーを我慢の乗り物から、信頼できる道具へ近づけた。

CHAPTER / 02
ホンダは、フェラーリの真似ではなく自分たちの技術でスーパーカーを作った。
大排気量で押し切るのではない。
ターボで数字を上げるのでもない。
軽いボディ、精密なエンジン、正確なシャシーで、車全体を整える。
NSXは、ホンダが自分たちの得意な理屈でスーパーカーに踏み込んだ車だった。

CHAPTER / 03
快適なNSXから、走りの純度を取り出した存在。
NSX-Rは、NSXの反対側にある車ではない。
NSXの基本性能が高かったからこそ成立した、もうひとつの答えだった。
快適なだけではない。
必要なら削れる。
必要なら研げる。
その余地を持ったスーパーカーだった。

CHAPTER / 04
現代のスーパーカーが近づいたことで、NSXの先進性が見えやすくなった。
NSXは、終わったあとに古くなったのではない。
現代のスーパーカーが近づいたことで、先に進んでいた部分が見えやすくなった。
派手な神話ではなく、静かな基準として残った。

CHAPTER / 05
初代の再現ではなく、時代の技術でNSXを再解釈した。
初代はアルミとVTECで、二代目はモーターとハイブリッドで、その時代のホンダが持つ技術を使ってスーパーカーを考えた。
二代目は賛否を抱えたが、NSXという名前が懐古だけの名前ではなかったことを示した。

CLOSING / 06
NSXは、ホンダが速さと日常を同じ車に置こうとした証である。
NSXは、フェラーリを真似したホンダではない。
ホンダが自分たちの理屈でスーパーカーを作った名前である。
スーパーカーを、壊れそうな夢ではなく、精密に作られた乗り物として成立させた。
GUIDE
初代はアルミボディ、部品供給、整備履歴。二代目はハイブリッド系と保証、正規整備履歴を重視する。
事故歴や補修精度が価値を大きく左右する。専門店での確認が前提。
希少性が高いため、仕様、記録、部品の整合性を特に厳しく見る。
ハイブリッド系、電子制御、正規整備履歴を現代車として確認する。