
HONDA NSX (NA1)
PILLAR
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TAKEAWAYS
まず押さえるポイント
- 視界と操作系が自然で、速度域が上がっても余裕が残る。
- 熱が収まると、繰り返しても調子が落ちにくい。
- ミッドシップらしい回頭とトラクションが両立する。
- 作りの精度が高く、整った個体は“普通に速い”。
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CHAPTER 01
結論:この車が向く人 / 向かない人
初代NSX(NA 1)は、スーパーカーの速さを日常の精度で成立させた車です。 視界、操作系、熱管理、そして剛性。 速いだけでなく、繰り返しても崩れにくい。 いま買う目線では、馬力より“普通に使える精度”が残っているか。 冷却系の更新履歴、ゴム類、足回りの整合、補修精度。 ミッドシップは器が命で、歪みは体感に直結します。 整った個体は静かに速い。 だから中古はスペックより履歴の透明度で選びたい。
向く人
- 派手さより精度。破綻しない速さと操作の気持ちよさが好き。
- 維持費や手間も含めて、良い状態を保つこと自体を楽しめる。
- 整備履歴と補修精度を重視して、個体差を丁寧に見極めるつもりがある。
向かない人
- 維持費を最小化したい。上振れがストレスになる。
- 過去の補修や改造の説明が曖昧でも気にしない。器の精度を重視できない。
- 買ってすぐに手間をかけたくない。整備計画を立てるのが苦手。
初代NSX(NA 1)は、速さを日常の精度で成立させたミッドシップです。 派手さより、破綻しない速さ。 視界、操作系、熱管理、そして剛性。 ここが揃っている個体ほど、静かに価値が伝わってきます。
中古で大事なのは、馬力や装備より「普通に使える精度」が残っているか。 冷却系の更新履歴、ゴム類、足回りの整合、補修精度。 ミッドシップは器が命なので、歪みや雑な補修は体感に直結します。
結論としては、履歴の透明度が高い個体を選ぶ。 これがいちばん合理的です。
NSXは、速さだけでなく「精度」を楽しめる人向けです。 逆に、維持費を最小化したい人には向きません。 状態の良さを保つこと自体を楽しめるかがポイントです。
CHAPTER 02
買う前の最重要チェック
CHECK POINTS
購入前に確認したいこと
- 相場が高く、失敗が痛い。
- 冷却・ゴム類・ブッシュの経年で精度が落ちやすい。
- 補修の質で価値が大きく割れる(器の歪みは戻りにくい)。
- 部品と工賃が重く、計画が必要。
- 冷却系(ラジエーター、ホース、ウォーターポンプ等)の更新履歴は最重要です。
- ゴム類・マウント・ブッシュのへたりで手応えが濁ります。
- 下回りや骨格の補修痕は、精度と価値を左右します。
購入前に“ここだけは先に確認”したいポイントです。 下のチェックリストを参照してください。
履歴がすべて
- 冷却系の更新履歴(ラジエーター、ホース、ポンプ等)
- オイル漏れの有無と場所
- 足回りのリフレッシュ歴(ブッシュ、ダンパー)
- 補修歴の説明が具体的か
迷う個体は 修復歴の見抜き方チェックリスト の手順で、情報を整理してから判断したいです。
現車で見る
NSXは「違和感が少ない個体」が価値です。 気になる点が出たときに、理由を説明できる個体かどうかも重要です。
- 直進性とブレーキの安定感
- 段差での異音、収まり
- 冷間時と暖機後でのフィーリング差
CHAPTER 03
弱点・故障(注意点)
弱み・注意点
- 相場が高く、失敗が痛い。
- 冷却・ゴム類・ブッシュの経年で精度が落ちやすい。
- 補修の質で価値が大きく割れる(器の歪みは戻りにくい)。
- 部品と工賃が重く、計画が必要。
トラブル傾向
- 冷却系(ラジエーター、ホース、ウォーターポンプ等)の更新履歴は最重要です。
- ゴム類・マウント・ブッシュのへたりで手応えが濁ります。
- 下回りや骨格の補修痕は、精度と価値を左右します。
- 電装の後付けや配線補修が雑な個体は要注意です。
冷却系の更新不足
冷却が弱いと、安心して踏めません。 更新履歴が薄い個体は、購入後にまとめて整備が必要になりやすいです。
ゴム類とブッシュの経年
ここが弱ると、NSXの「精度」が濁ります。 逆に、ここが整っている個体は、街乗りでも姿勢がきれいで疲れにくいです。
補修の質
器の歪みは戻りにくい領域です。 事故歴の有無だけでなく、補修の質と説明の透明度を優先したいです。
CHAPTER 04
維持費の構造
- 年間の目安: 年間70〜150万円
- 維持費(年): 約110万円(目安)
- “安い個体を戻す”のが最も高い。履歴が静かに揃った個体を買う方が合理的。
メンテナンスの要点
- 冷却系の更新履歴は最重要。ここが薄いと安心して踏めない。
- ゴム類とブッシュが整っている個体ほど、NSXの価値である精度が残る。
- 安い個体を後から戻すと総額が膨らみやすい。履歴の透明度を買うのが合理的。
維持費の目安は年間70〜150万円。 部品と工賃が重いので、平均値よりも上振れを許容できるかで考える方が現実的です。 安い個体を買って後で戻すと、結果的に一番高く付きます。
CHAPTER 05
中古で狙うなら
- 中古相場: 900万〜3500万円(相場変動)
- 安全ライン:1100〜1600万円前後(履歴と補修精度重視)
- 発売年: 1990
- ボディ: クーペ
- セグメント: スポーツ
- エンジン: Mid V6 3.0 NA (C30A)
- 駆動: MR
- トランスミッション: 5MT/4AT(仕様差)
- 燃料: ハイオク
- 新車価格: 当時: 800万〜1200万円台(仕様差)
主要スペック(参考)
- 最高出力: 280ps
- 最大トルク: 294Nm
- 燃費: 目安: 6〜10 km/L
- 履歴が揃った個体を優先する
- 価格だけで決めず、補修精度と整合を買う
- 不安が残るなら購入前点検に入れる
NSXは、整った個体ほど「普通に速い」。 その普通が、いまは贅沢です。
購入後にやる整備の順番を決めておくと、精神的に楽です。 油脂類と冷却、次に足回り、最後に細かい快適装備。 まず安心して踏める状態を作るのが先です。
CHAPTER 06
比較対象(3台以内)
同じ予算帯・同じ使い方で迷いやすい候補だけを、最大3台に絞って並べます。 数字より『乗り方』と『維持の現実』で比べると失敗しにくい。
ミッドシップの入門ならMR2(SW 20)、違う方向の濃さならRX-7(FD3S)。 NSXは「精度」で勝負する車なので、比較は世界観で決めると迷いにくいです。
COMPARE CANDIDATES
車種比較へCHAPTER 07
関連リンク
最後に、購入判断を一段進めるための『次に読む3本』を置きます。 迷ったらこの順で読むと早い。
維持費の考え方や、購入前点検の型をリンク先で整理できます。
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