
説明に「低速域の減衰力」と書いてあった。街中をゆっくり走るとき用ってこと?

この文脈では、車速でなくダンパーのピストンが動く速さを指す場合があるよ。まずグラフの横軸や本文で、何の速度か確かめよう。

車が同じ速さで走っていても、なだらかな道と鋭い段差では違うの?

うん。ダンパーが伸び縮みする速さは入力で変わる。KYBのHLSの説明でも、ゆっくりした作動と、段差などによる速い作動を分けているんだ。
| 見る場所 | 確かめる意味 |
|---|---|
| 横軸の速度 | 車速か、ピストンが伸縮する速度か。 |
| 縦軸の力 | 減衰力の単位と大きさ。 |
| 伸び側・縮み側 | どちらの動きを測った結果か。 |
| 比較の条件 | 同じ設定・作動条件を比べているか。 |
図の読み方を整理した表です。特定製品の実測値や推奨設定は示していません。

低速の減衰力を高く、高速を抑えるって、一見矛盾に聞こえたけど、別の動きに合わせているのか。

それはHLSという製品の設計事例だね。全部のダンパーが同じ設定ではない。比較するときは、伸びる側と縮む側のどちらか、同じ作動速度での値かもそろえる必要があるよ。

線が上にある製品が、いつでも乗り心地がいいとは言えないんだね。

そう。線が示すのは、その条件の減衰力。車両に取り付けたときの快適さは、ばねやタイヤとの組み合わせ、路面なども関係する。部品の特性図と実車の評価を分けて読もう。
ここだけ覚えよう
- 低速・高速が何の速度かを確認する。
- 伸び側と縮み側を取り違えない。
- 部品の減衰力特性だけで、実車の乗り心地は断定しない。
わかったか、確かめよう
横軸がピストン速度のグラフを見て「高速道路ではこの線の右側しか使わない」と説明してよい?
自分の言葉で考えてから、答えを開いてみよう。
答えと理由を見る
よくない。ピストン速度はダンパーの伸縮の速さで、車の走行速度そのものではない。同じ車速でも路面からの入力などによってダンパーの動きは変わる。
迷ったら「減衰力の「低速・高速」は、車速のこと?」を読み直す →この回の出典・参考資料
- KYB|ショックアブソーバの構造・種類 ↗
ピストン、オイル、バルブと減衰力。複筒式・単筒式、伸び側・縮み側の説明。
- KYB|NEW SR MORE HLSバルブの技術 ↗
ダンパーの伸縮速度に応じた減衰力設定の事例。HLSの狙いを全製品共通の特性として扱わない。
制作・資料確認:CAR BOUTIQUE JOURNAL 編集部
更新 2026-09-22 · 資料確認 2026-09-22。シュナと莉奈は架空の案内役です。図の寸法や配置を整備手順として使わず、対象車の取扱説明書を確認してください。
