CHAPTER 01
結論:オイル交換は「5000kmで固定」じゃない。距離と期間、乗り方で決めるのが一番安全
- 「オイルは5000kmごと」ってよく聞きますが、全員に当てはまる決まりではありません。車種やエンジン、乗り方で“ちょうどいい間隔”は変わります。
- 迷ったら、まず 【取扱説明書(メンテナンスノート)の交換目安】 を確認して、【距離と期間の“早い方”】で交換。これが一番外しません。
- そして意外と大事なのが「交換の間隔」より 【オイル量】。減っているのを放置すると、交換頻度よりずっと高くつきます。
- 消耗品の全体像を先に押さえるなら、タイヤ・バッテリー・消耗品HUB から入るのが早いです。
CHAPTER 02
「5000km」が悪いわけじゃない。むしろ“安全側の数字”
「5000kmって短すぎない?」と思う人もいますが、5000km自体が間違い、という話ではありません。
この数字が広まりやすいのは、だいたい理由が2つあります。
- お店側からすると、説明が簡単で、どんな車にも“外しにくい”
- 実際、負担が大きい乗り方だと、5000km前後で状態が落ちやすいことがある
つまり「5000km=神話」ではなく、【安全側のざっくりルール】として使われがち、というのが実態です。
CHAPTER 03
メーカーの目安は案外長い。「1年/15,000km」も普通に書いてある
ここが一番の誤解ポイントです。
メーカーの整備基準を見ると、通常の使い方なら 【1年/15,000km】 前後を目安にしているケースもあります。 一方で、同じ車でも 【“負担が大きい使い方”】 だと目安が短くなる(半分くらいになる)ことも珍しくありません。
だから、距離だけで一律に決めると、
みたいに、どちらにもズレが出ます。
- ちゃんと走る人は、必要以上に短くして“ただお金が減る”
- ちょい乗り中心の人は、伸ばしすぎて“気づいたら状態が悪い”
CHAPTER 04
早めがいい人は、だいたいここに当てはまる
メーカーの言い方だと「シビアコンディション(負担が大きい使い方)」みたいに呼ばれますが、難しく考えなくて大丈夫です。
次のどれかが多いなら、【早め側】に寄せた方が安心です。
- 片道が短い移動ばかり(買い物・送迎・通勤で、エンジンが温まり切らない)
- 渋滞が多い/信号が多い道が中心(止まって動いて、を繰り返す)
- 寒い地域で冬の朝に乗ることが多い
- 坂道や山道が多い(上り下りで負荷がかかりやすい)
- ターボ車(熱が厳しくなりやすい)や、軽自動車で回転数が上がりがち
反対に、長めの移動が多くて、一定のスピードで走れる人は、オイル的には“優しい”条件になりやすいです。
CHAPTER 05
自分の交換ルールを決める、いちばん簡単なやり方
細かい理屈を覚えるより、手順を固定した方がラクです。
手順1:説明書の「通常」と「負担が大きい使い方」を見る
まずは車ごとの基準を知るのが先です。 ここが土台です。
手順2:自分の乗り方が“早め側”かだけ判定する
上のチェックにいくつか当てはまるなら、早め側(負担が大きい使い方)に寄せます。 「どっちか分からない」なら、【早め側に寄せておく】方が後悔しにくいです。
手順3:距離と期間は、早い方で交換する
距離を走っていなくても、期間で劣化は進みます。 逆に、期間が短くても距離を走ったなら、距離側が先に来ます。 【“先に来た方”でやる】だけで迷いが消えます。
もっと具体的に決めたい人は、エンジンオイル交換頻度の目安 に「短距離」「ターボ」「輸入車」などパターン別の考え方をまとめています。
CHAPTER 06
交換頻度より先にやってほしいこと:オイル量を見ておく
オイル交換の議論で、なぜか置き去りになりがちなのがこれです。
古い車や、距離が多い車は、少しずつオイルが減ることがあります。 ここを放置すると「オイルが劣化した」以前に、【オイルが足りない】状態になって、エンジンに一気にダメージが入ります。
→ その時点で オイル漏れを見つけたら最初にやること を先に読んでください
- 月1回、エンジンが冷えているときにオイルゲージを見る
- 駐車場にシミがある/焦げたにおいがする/にじみが増えた気がする
「交換はしてるのに調子が悪い」人の原因が、ここだったりします。
CHAPTER 07
「半年はやりすぎ?」「高いオイルなら伸ばせる?」への答え
半年交換はムダ?
ムダとは言い切れません。 乗り方が厳しい人なら、むしろ“普通”です。 ただ、乗り方が穏やかな人が根拠なく短くすると、得るものが少ないまま出費だけ増えます。
結局は、説明書の基準と、自分の使い方に合わせるのが一番コスパがいいです。
高いオイルなら放置していい?
高いオイルでも、無限に持つわけではありません。 距離が少なくても、期間で劣化は進みますし、短距離中心なら条件は厳しいままです。 「高いから大丈夫」より、「自分の使い方に合うか」を優先した方が外しません。
CHAPTER 08
次行動:今日やること(5分で終わる)
- 説明書(メンテナンスノート)の交換目安をスクショする
- 自分の乗り方が“早め側”かチェックして、交換ルールを決める(距離と期間の早い方)
- 次回交換の予定をスマホに入れる(距離と日付の両方)
- ついでにオイル量を一度見ておく(減っていたら原因の切り分けへ)
CHAPTER 09
次に読む(関連)
- タイヤ・バッテリー・消耗品HUB
- エンジンオイル交換頻度の目安|短距離・輸入車・ターボで考え方は変わる
- オイル漏れを見つけたら最初にやること|危険サインと応急判断

