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オイル交換5000km神話。距離より“使い方”で決める方が安全
2026-01-28

オイル交換5000km神話。距離より“使い方”で決める方が安全

オイル交換2026.01.28
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おすすめポイント

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    「オイルは5000kmごと」ってよく聞きますが、全員に当てはまる決まりではありません。車種やエンジン、乗り方で“ちょうどいい間隔”は変わります。
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    迷ったら、まず 【取扱説明書(メンテナンスノート)の交換目安】 を確認して、【距離と期間の“早い方”】で交換。これが一番外しません。
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    そして意外と大事なのが「交換の間隔」より 【オイル量】。減っているのを放置すると、交換頻度よりずっと高くつきます。
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    消耗品の全体像を先に押さえるなら、タイヤ・バッテリー・消耗品HUB から入るのが早いです。

PILLAR

コラムは「短い結論」を積み上げるための棚です。関連テーマは一覧(Pillar)から辿れます。

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CHAPTER 01

結論:オイル交換は「5000kmで固定」じゃない。距離と期間、乗り方で決めるのが一番安全

  • 「オイルは5000kmごと」ってよく聞きますが、全員に当てはまる決まりではありません。車種やエンジン、乗り方で“ちょうどいい間隔”は変わります。
  • 迷ったら、まず 【取扱説明書(メンテナンスノート)の交換目安】 を確認して、【距離と期間の“早い方”】で交換。これが一番外しません。
  • そして意外と大事なのが「交換の間隔」より 【オイル量】。減っているのを放置すると、交換頻度よりずっと高くつきます。
  • 消耗品の全体像を先に押さえるなら、タイヤ・バッテリー・消耗品HUB から入るのが早いです。

CHAPTER 02

「5000km」が悪いわけじゃない。むしろ“安全側の数字”

「5000kmって短すぎない?」と思う人もいますが、5000km自体が間違い、という話ではありません。

この数字が広まりやすいのは、だいたい理由が2つあります。

  • お店側からすると、説明が簡単で、どんな車にも“外しにくい”
  • 実際、負担が大きい乗り方だと、5000km前後で状態が落ちやすいことがある

つまり「5000km=神話」ではなく、【安全側のざっくりルール】として使われがち、というのが実態です。

CHAPTER 03

メーカーの目安は案外長い。「1年/15,000km」も普通に書いてある

ここが一番の誤解ポイントです。

メーカーの整備基準を見ると、通常の使い方なら 【1年/15,000km】 前後を目安にしているケースもあります。 一方で、同じ車でも 【“負担が大きい使い方”】 だと目安が短くなる(半分くらいになる)ことも珍しくありません。

だから、距離だけで一律に決めると、

みたいに、どちらにもズレが出ます。

  • ちゃんと走る人は、必要以上に短くして“ただお金が減る”
  • ちょい乗り中心の人は、伸ばしすぎて“気づいたら状態が悪い”

CHAPTER 04

早めがいい人は、だいたいここに当てはまる

メーカーの言い方だと「シビアコンディション(負担が大きい使い方)」みたいに呼ばれますが、難しく考えなくて大丈夫です。

次のどれかが多いなら、【早め側】に寄せた方が安心です。

  • 片道が短い移動ばかり(買い物・送迎・通勤で、エンジンが温まり切らない)
  • 渋滞が多い/信号が多い道が中心(止まって動いて、を繰り返す)
  • 寒い地域で冬の朝に乗ることが多い
  • 坂道や山道が多い(上り下りで負荷がかかりやすい)
  • ターボ車(熱が厳しくなりやすい)や、軽自動車で回転数が上がりがち

反対に、長めの移動が多くて、一定のスピードで走れる人は、オイル的には“優しい”条件になりやすいです。

CHAPTER 05

自分の交換ルールを決める、いちばん簡単なやり方

細かい理屈を覚えるより、手順を固定した方がラクです。

手順1:説明書の「通常」と「負担が大きい使い方」を見る

まずは車ごとの基準を知るのが先です。 ここが土台です。

手順2:自分の乗り方が“早め側”かだけ判定する

上のチェックにいくつか当てはまるなら、早め側(負担が大きい使い方)に寄せます。 「どっちか分からない」なら、【早め側に寄せておく】方が後悔しにくいです。

手順3:距離と期間は、早い方で交換する

距離を走っていなくても、期間で劣化は進みます。 逆に、期間が短くても距離を走ったなら、距離側が先に来ます。 【“先に来た方”でやる】だけで迷いが消えます。

もっと具体的に決めたい人は、エンジンオイル交換頻度の目安 に「短距離」「ターボ」「輸入車」などパターン別の考え方をまとめています。

CHAPTER 06

交換頻度より先にやってほしいこと:オイル量を見ておく

オイル交換の議論で、なぜか置き去りになりがちなのがこれです。

古い車や、距離が多い車は、少しずつオイルが減ることがあります。 ここを放置すると「オイルが劣化した」以前に、【オイルが足りない】状態になって、エンジンに一気にダメージが入ります。

→ その時点で オイル漏れを見つけたら最初にやること を先に読んでください

  • 月1回、エンジンが冷えているときにオイルゲージを見る
  • 駐車場にシミがある/焦げたにおいがする/にじみが増えた気がする

「交換はしてるのに調子が悪い」人の原因が、ここだったりします。

CHAPTER 07

「半年はやりすぎ?」「高いオイルなら伸ばせる?」への答え

半年交換はムダ?

ムダとは言い切れません。 乗り方が厳しい人なら、むしろ“普通”です。 ただ、乗り方が穏やかな人が根拠なく短くすると、得るものが少ないまま出費だけ増えます。

結局は、説明書の基準と、自分の使い方に合わせるのが一番コスパがいいです。

高いオイルなら放置していい?

高いオイルでも、無限に持つわけではありません。 距離が少なくても、期間で劣化は進みますし、短距離中心なら条件は厳しいままです。 「高いから大丈夫」より、「自分の使い方に合うか」を優先した方が外しません。

CHAPTER 08

次行動:今日やること(5分で終わる)

  • 説明書(メンテナンスノート)の交換目安をスクショする
  • 自分の乗り方が“早め側”かチェックして、交換ルールを決める(距離と期間の早い方)
  • 次回交換の予定をスマホに入れる(距離と日付の両方)
  • ついでにオイル量を一度見ておく(減っていたら原因の切り分けへ)

CHAPTER 09

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