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HONDA Civic Type R (FD2)
HONDA
HONDA / 2007

HONDA Civic Type R (FD2)

スポーツセダン2007

PILLAR

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TAKEAWAYS

まず押さえるポイント

  • 高回転NAの応答を、日常の器で味わえる。
  • FFらしい分かりやすさがあり、上達が楽しい。
  • 情報と部品が多く、足回りのリフレッシュで化ける。
  • 実用性が高く、所有のハードルが比較的低い。

CHAPTER 01

結論:この車が向く人 / 向かない人

FD2 Type Rは、実用セダンの器にサーキット由来の応答を落とした高回転NAです。 VTECの切り替わりと、回転域を使えるギア比。 FFでも姿勢が整い、回して速い。 いま買う目線では、足回りとボディの素直さが価値を決めます。 ブッシュ、ハブ、ブレーキ、そして下回り。 過去に走ってきた個体ほど、ここが疲れている。 ノーマルに近い個体は整え直しやすい。 改造車は整合が取れているほど安心。 回るだけでなく、回して走れる個体を選びたい。

向く人

  • 走りの上達感が欲しい。踏み方や荷重の作り方が素直に返ってくるFFが好き。
  • 日常でも使いたいが、週末はしっかり走りたい。4ドアの使い勝手も捨てたくない。
  • ノーマルの良個体か、改造の意図と質が説明できる個体を選ぶつもりがある。

向かない人

  • 静粛性と乗り心地を最優先にしたい。硬さやロードノイズがストレスになりやすい。
  • 整備や消耗品にお金と時間を使う前提が持てない。維持費の上振れが怖い。
  • 説明が曖昧な改造車でも勢いで買ってしまいがち。個体選びを丁寧にやれない。

FD2は、毎日でも乗れるのに走りの芯は本格的なタイプRです。 踏み方、曲げ方、姿勢づくりがそのまま結果に出るので、運転が上手くなった気分になりやすい。 だからハマる人には深い一台です。

中古での失敗は、価格よりも「状態の読み違い」で起きます。 サーキット走行歴があるかどうかより、整備の筋が通っているか。 冷却、足、ブレーキ、ミッション。 この4つの整合が取れている個体は、日常でも週末でも素直に気持ちいいです。

買うなら大きく2択です。 ノーマルに近い良個体か、改造の意図と質が説明できる個体。 どちらでも構いませんが、説明が曖昧な個体だけは避けるのが安全です。

FD2は「踏んで曲げて止める」を楽しめる人に向きます。 逆に、静粛性や乗り心地を最優先するなら、無理にタイプRを選ばない方が満足度は上がります。

CHAPTER 02

買う前の最重要チェック

CHECK POINTS

購入前に確認したいこと

  • 足回りの消耗が走りに直結する。ガタがあると魅力が薄れる。
  • 改造個体は整合が崩れるとトラブルが続く。
  • 内装や電装の経年で、生活車としてのストレスが出ることがある。
  • 錆・下回り状態で価値が大きく割れる。
  • ブッシュ・ハブ・ベアリングの唸りは試乗で出やすいです。
  • クラッチやミッションの入り具合は必ず確認したいポイントです。
  • 冷却系の更新履歴が薄い個体は、熱で調子を崩すことがあります。

購入前に“ここだけは先に確認”したいポイントです。 下のチェックリストを参照してください。

まずは履歴で落とす

整備記録が揃っているかは最初に見ます。 交換済みの消耗品が具体的に書かれている個体ほど、当たり前のメンテができている可能性が高いです。

  • 冷却系の更新履歴(ラジエーター、ホース、サーモ、ファン周り)
  • ブレーキ周り(ローターとパッド、フルード交換の周期)
  • クラッチとミッションオイルの履歴
  • 足回り(ブッシュ、ダンパー、アライメント)

次に現車で拾う

走行距離より、今の状態を優先します。 外装がきれいでも、走りの違和感や下回りの情報は隠せません。 できれば短い距離でも試乗して、違和感が出るポイントを拾います。

  • 直進性とハンドルセンターのズレ
  • 段差でのコトコト音、フロントの接地感
  • 発進時のジャダー、クラッチの繋がり
  • 下回りの擦り、オイル滲み

CHAPTER 03

弱点・故障(注意点)

弱み・注意点

  • 足回りの消耗が走りに直結する。ガタがあると魅力が薄れる。
  • 改造個体は整合が崩れるとトラブルが続く。
  • 内装や電装の経年で、生活車としてのストレスが出ることがある。
  • 錆・下回り状態で価値が大きく割れる。

トラブル傾向

  • ブッシュ・ハブ・ベアリングの唸りは試乗で出やすいです。
  • クラッチやミッションの入り具合は必ず確認したいポイントです。
  • 冷却系の更新履歴が薄い個体は、熱で調子を崩すことがあります。
  • 下回りの錆(特に降雪地域)は要注意です。

FD2は素性が良いぶん、弱い部分がそのまま体感に出ます。 逆に言えば、弱点を潰した個体は驚くほど扱いやすいです。

ミッションの違和感

症状として多いのは、特定のギアで入りが悪い、暖まると入り方が変わる、といった違和感です。 原因はオイルだけで済むこともありますが、シンクロやクラッチ系まで疑うと費用感が跳ねます。 試乗で「気合で入れる」ような操作が必要なら一旦止まって考えたいです。

熱と油脂

回す車ほど、油脂と熱の管理が価値を左右します。 冷却系の更新が薄い個体は、今後の整備でまとめて出費しやすい。 ここは最初にお金を使っておくと後が楽です。

足回りとブレーキ

FD2は足の情報量が魅力ですが、逆に言うと足が崩れると一気に別物になります。 ブッシュのへたり、アライメントのズレ、ブレーキの片効きなどは、乗った瞬間に分かることも多いです。

CHAPTER 04

維持費の構造

  • 年間の目安: 年間28〜55万円
  • 維持費(年): 約42万円(目安)
  • “走る実用車”は、足を整えた瞬間に別物になる。ベースの素直さが一番の価値。

メンテナンスの要点

  • 油脂類は最初に一新すると安心感が上がる。オイル、ミッション、ブレーキフルードまでまとめて。
  • 冷却と足回りは後からまとめて直すと出費が重なりやすい。状態が良い個体ほど維持費が読みやすい。
  • タイヤとブレーキの消耗で維持費が跳ねる年がある。平均ではなく上振れを許容して計画する。

維持費の目安は年間28〜55万円あたり。 ここにタイヤとブレーキの消耗が上乗せされます。 走り方と距離でブレるので、維持費は「平均値」より「上振れ」を許容できるかで考えるのが現実的です。

CHAPTER 05

中古で狙うなら

  • 中古相場: 180万〜450万円(相場変動)
  • 安全ライン:240〜360万円前後(下回りと足の素直さ重視)
  • 発売年: 2007
  • ボディ: セダン
  • セグメント: スポーツセダン
  • エンジン: Front Inline-4 2.0 NA (K20A)
  • 駆動: FF
  • トランスミッション: 6MT
  • 燃料: ハイオク
  • 新車価格: 当時: 280万〜330万円台(仕様差)

主要スペック(参考)

  • 最高出力: 225ps
  • 最大トルク: 215Nm
  • 燃費: 目安: 8〜13 km/L

価格が安い個体は魅力的に見えますが、後追い整備で総額が膨らみやすいジャンルです。 とくに冷却と足回りは、後からまとめて直すと出費が重なりやすい。 最初から整っている個体を高く買う方が、結果的に早く楽しめます。

もう一つだけ。 購入後にやる整備の優先順位を決めておくと、迷いが減ります。 油脂類の一新、ブレーキ、足回り、最後に細かい快適装備。 こういう順番で進めると、体感の変化が分かりやすく、満足度が落ちにくいです。

CHAPTER 06

比較対象(3台以内)

同じ予算帯・同じ使い方で迷いやすい候補だけを、最大3台に絞って並べます。 数字より『乗り方』と『維持の現実』で比べると失敗しにくい。

同じホンダ系ならDC5は「回り方の質」と「剛性感」、FD2は「使い勝手とバランス」で選ぶと分かりやすいです。 オープンの気分や後輪駆動の素直さが欲しいなら、S2000(AP 1)という逃げ道もあります。

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