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OBD検査で車検に落ちるのは『警告灯』だけじゃない。よくある落とし穴は2つ
2026-01-27

OBD検査で車検に落ちるのは『警告灯』だけじゃない。よくある落とし穴は2つ

DTC2026.01.27
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おすすめポイント

  • +
    車が出している“故障のサイン”(エラーコード)
  • +
    車の自己チェックが終わっているか(準備OKか)

PILLAR

コラムは「短い結論」を積み上げるための棚です。関連テーマは一覧(Pillar)から辿れます。

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CHAPTER 01

結論:車検前にやるのは「警告灯を消す」じゃない。原因を直して、最後に確認する

OBD検査(車のコンピューター診断)が入ってから、車検の“落ち方”が少し変わりました。 よくある勘違いは、「警告灯が点いてなければOKでしょ?」というものです。

実際は、【警告灯そのものよりも】、

  • 車が出している“故障のサイン”(エラーコード)
  • 車の自己チェックが終わっているか(準備OKか)

この2つで引っかかることがあります。

車検全体の流れを押さえたいなら:車検の全体像(Guide)

CHAPTER 02

そもそもOBD検査って何?(難しい言い方をすると“車の健康診断”)

— 事前に CHECK POINT

  • チェックが終わってない → 「まだ判断できない」扱い → 受検で引っかかる

OBD検査は、車に繋がっている機械で「車のコンピューターが覚えている情報」を読みます。 人間でいうと、問診票と検査結果を見るイメージです。

ポイントは2つあります。

1) 【重大な故障につながるサインが残っていないか】 エラーコード(DTCと呼ばれる番号)が残っていると、内容によっては不合格になります。

2) 【自己チェックが“未完了”じゃないか】 バッテリーを外したり、エラーを消した直後は、車の自己チェックがリセットされることがあります。 その状態だと「まだ確認が終わってない」扱いになって、引っかかることがあります。

CHAPTER 03

落ちやすいのはここ。車検直前に“やりがちな3つ”が原因になる

1) 警告灯を消して安心する(原因が残っている)

ランプを消しても、原因が残っていればまた出ます。 それに、消したこと自体が「自己チェック未完了」につながることがあります。

2) バッテリーを外した/上がった(自己チェックがやり直しになる)

バッテリーが弱っていたり、交換直後だったりすると、車側の記録がリセットされやすいです。 車検直前はここも意外と罠になります。

3) 受検当日にOBD差し込み口に機器が付いている

ドラレコやメーターの追加機器など、OBD差し込み口(診断用の端子)に何か挿している人は注意。 【車検のときは抜いておく】のが安全です。

次に気になるなら:不調・警告灯が出たときの考え方(Guide)

CHAPTER 04

よくある実例:前日に直しても、当日に落ちるケース

  • 例)エンジンの警告灯が点いた → 直前に消した → 車検当日「自己チェックが終わってない」でアウト
  • 例)バッテリーが弱い → 車検の朝に電圧が落ちる → 通信が安定せず読み取りに失敗
  • 例)「とりあえず様子見」で車検へ → 重大な故障のサインが残っていて不合格

こういう事故は、知っていれば避けられます。

CHAPTER 05

反論:「じゃあディーラー車検にすれば安心?」→ 安心は増える。でも“時間”だけは味方にならない

ディーラーや整備工場に任せれば、確認の確度は上がります。 ただし、直前だと選択肢が減ります。 予約が詰まっていると、そもそも入庫できないこともあります。

【OBD検査が不安な人ほど、早めに点検だけ入れておく】のが結局いちばん安いです。

CHAPTER 06

次にやること:車検前に「これだけ」やれば、落ちる確率はかなり下がる

  • 車検の1〜2週間前に、一度点検に出す(警告灯が点く前に潰す)
  • 警告灯が点いているなら、原因を直してから検査する(消すだけで済ませない)
  • バッテリーが弱いなら先に交換(車検直前は避ける)
  • 受検当日は、OBD差し込み口に刺している機器を外す
  • 直前にエラーを消した場合は、少し走って自己チェックを終わらせてから受検する

次に読む:

CHAPTER 07

まず自分の車が対象かだけ確認する(ここは1分)

OBD検査は、車なら全部一律…ではありません。 対象かどうかは、車検証(電子車検証なら“車検証閲覧アプリ”)の備考欄に書かれていることがあります。

  • 備考に「OBD検査対象」などの記載がある → 対象の可能性が高い
  • 記載がない/対象外 → そもそも検査が入らないこともある

細かい条件は車種や年式で変わるので、ここが不安なら「車検に出す店」に先に聞くのが一番早いです。

CHAPTER 08

“故障のサイン(エラーコード)”って何のこと?(ランプより先に残る)

警告灯は、いわば「体調が悪いよ」というランプです。 エラーコードは「どこが悪いかのメモ」です。

  • ランプが消えても、メモが残っていることがある
  • 逆に、メモが残っていても、すぐランプが点かないこともある

OBD検査で見られるのは、この“メモ”の方です。 だから、「ランプが消えた=終わり」にならないケースが出てきます。

CHAPTER 09

自己チェックが終わってないってどういう状態?(“準備中”のまま本番に行くイメージ)

車は、走りながら自分で状態をチェックしています。 ところが、直前に電源が落ちたり、エラーを消したりすると、そのチェックがやり直しになります。

その結果、

  • チェックが終わってない → 「まだ判断できない」扱い → 受検で引っかかる

ということが起きます。

ここで大事なのは、【「少し走れば戻る」場合が多い】こと。 直前にリセットしたなら、受検前に“少し走って落ち着かせる”のが現実的な対策です。

CHAPTER 10

反論:「警告灯が点いてなければ大丈夫でしょ?」→ 大丈夫なことが多い。でも“直前行動”で崩れる

普段問題なく走っていて、直前に何もしていないなら、基本は通ります。 引っかかるのは、だいたい「車検直前のやりがち行動」です。

  • 直前にエラーを消した
  • バッテリーが弱い/外した
  • OBD端子に機器を挿しっぱなし

この3つは、避けるだけで勝率が上がります。

CHAPTER 11

不合格になったらどうなる?(怖がりすぎなくていいけど、時間だけは取られる)

OBD検査で引っかかると、その場で終わりではなく「直して、もう一度確認」が必要になります。 ただ、ここで厄介なのは 【費用より時間】です。

  • 再入庫の予約が必要
  • 原因調査に時間がかかる
  • 代車が出ないと生活が詰む

だからこそ、車検直前に賭けない方がいい。 早めに点検だけ入れておくと、結局ラクです。

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