CHAPTER 01
結論:「何月が安い?」より先に、あなたの“期限と条件”で買い時は決まる
中古車の買い時は、3月とか9月とか、いろいろ言われます。 でも正直、カレンダーだけ追いかけても、買えません。
買い時を決めるのは、次の3点です。
1) 【いつまでに必要か(期限)】 2) 【候補が何台あるか(選べる余裕)】 3) 【総額で無理がないか(ローンも含めた現実)】
この3点が揃った瞬間が、あなたにとっての買い時です。
中古車選びの全体像はこちら:中古車選びの全体像(Guide)
CHAPTER 02
まず現実:相場の上下はある。でも「下がった瞬間に買える人」しか得をしない
— 事前に CHECK POINT
- いつまでに必要?(期限)
- 絶対に外せない条件は何?(3つまで)
- 変えてもいい条件は何?(3つまで)
- 総額の上限はいくら?(月額ではなく)
- 今週、候補を何台まで集める?(目標:10台)
- 中古車選びの全体像(Guide)
3月や9月に在庫が増えて、値段が動きやすいのは事実です。 ただ、ここで一つだけ残酷な話があります。
相場が下がったとしても、 【その瞬間に買える準備ができている人しか得をしません。 】
- 予算が決まっていない
- ローンの目安がない
- 条件が絞れていない
- 比較の軸がない
これだと、下がっても「悩んでいるうちに売れた」で終わります。
CHAPTER 03
判断軸①:期限(車検・引っ越し・家族の予定)を最優先にする
期限がある人は、相場より期限です。 とくに車検が近い人は、待つほどリスクが上がります。
- 車検代が読めない
- 急な修理が入る
- 予定がズレると、結局“急いで買う”ことになる
期限があるなら、「その期限までに買える条件」に寄せるのが安全です。
次に気になるなら:車検が近い人の判断(Guide)
CHAPTER 04
判断軸②:候補の数(“選べる余裕”)があるか
ここが一番大事です。 候補が少ないと、買い時は来ません。
目安として、候補が 【5台未満】だと、値段交渉も比較も難しくなります。 逆に、候補が 【10台前後】あると、急に決めやすくなります。
候補を増やすコツは「条件を増やす」じゃなくて、「動かせる条件を決める」ことです。
- 変えない条件(3つまで):サイズ、用途、予算 など
- 動かせる条件(3つまで):色、グレード、年式 など
この枠を先に作っておくと、在庫が増える季節の波を“味方”にできます。
CHAPTER 05
判断軸③:総額(ローン込み)で無理がないか。月額だけで決めない
月額が通るか、は大事です。 でも、月額だけ見て決めると詰みます。
- 頭金の有無
- 金利
- 車検や保険や消耗品
- いざというときの修理費
ここまで含めて「生活が回るか」で決めた方が、長期的には安いです。
総額の考え方はこちら:月額総額で考える(Guide)
CHAPTER 06
“安い月”の話もしておく(ただし、これを主軸にしない)
よく言われるパターンはこんな感じです。
- 3月/9月:入れ替えが増えて在庫が動く
- 4〜5月:落ち着きやすく、値段が動くことがある
- 月末:売りたい側が焦って条件が出ることがある
この話自体は間違いじゃない。 ただ、これはあくまで 【追い風】です。 追い風が吹いても、準備がないと意味がありません。
CHAPTER 07
反論:「どうせなら一番安い時期まで待ちたい」→ 待つなら“期限”を決める。無期限待ちは損
待つのが悪いわけではありません。 でも、無期限で待つと、最後はだいたい急ぎます。
待つなら、こうしてください。
- 期限を決める(例:2か月)
- その間に候補を10台まで広げる
- 期限までに買えなければ、条件を1つ動かす(隣ずらし)
これなら、待っても迷いが減ります。
CHAPTER 08
次にやること:買い時を“自分で作る”ためのチェックシート
紙でもメモでもいいので、ここを埋めてください。 買い時が見えてきます。
- いつまでに必要?(期限)
- 絶対に外せない条件は何?(3つまで)
- 変えてもいい条件は何?(3つまで)
- 総額の上限はいくら?(月額ではなく)
- 今週、候補を何台まで集める?(目標:10台)
次に読む:
- 中古車選びの全体像(Guide)
- 月額総額で考える(Guide)
- 売る前提で考える(Guide)
CHAPTER 09
よくある誤解:買い時=値段が下がるタイミング、ではない
「買い時」って、値段が下がった瞬間のことだと思われがちです。 でも実際は、【良い個体を逃さず買えるタイミング】の方が大事です。
安くても、状態が悪ければ結局高くつきます。 反対に、少し高くても状態が良くて長く乗れるなら、総額は安くなります。
CHAPTER 10
具体例:同じ“買い時探し”でも、正解は真逆になる(2パターン)
パターンA:期限がある(車検・通勤・家族)
このパターンは、相場を待つほど不利です。 期限までに買える条件へ寄せて、早めに決めた方がラクになります。
- 候補を広げる(色・年式・グレードを少し動かす)
- 早めに店に行く(状態の確認を進める)
- 迷うなら「保証の厚い店」を優先する(失敗の損失を減らす)
パターンB:期限がない(趣味車・増車)
このパターンは、待つ価値があります。 ただし、待つなら“探し方”もセットで変えないと、永遠に決まりません。
- 条件を決めすぎず、候補を集める
- 週に一回は候補を見直す(放置しない)
- 「出たら買う仕様」を決めておく(例:この色、この装備、この予算)
CHAPTER 11
店での動き方:値引きより“総額の内訳”を出してもらう
中古車は、値引きよりも内訳です。 「本体が安い」より、「何にいくら払うか」を見た方が安全です。
店で聞くのはこの3つだけで十分です。
- 総額に含まれている整備はどこまで?(何を交換する?)
- 保証は付く? 付くなら何が対象?(期間と範囲)
- 納車までに追加でかかるものはある?(タイヤ、バッテリー等)
これが噛み合わない店は、あとで揉めやすいです。
CHAPTER 12
迷いが止まらない人へ:買い時を“作る”一番簡単な方法
迷う人は、だいたい「比較の軸」が足りません。 そこで、最後はこの2つだけで決めるとブレません。
- 【状態(整備記録・消耗品・保証)】
- 【総額(ローン込みで生活が回るか)】
相場は参考。 決め手はこの2つです。
CHAPTER 13
候補を集めるときのコツ:最初は広く、最後に絞る
最初から1台に絞ろうとすると、だいたい迷います。 おすすめは、最初は広く集めて、最後に切るやり方です。
- まずは条件をゆるめて候補を集める(10台)
- 次に「絶対に嫌な条件」を決めて落とす(整備記録なし、保証なし等)
- 残った3台だけ実物を見る
この順番にすると、相場より自分の判断が強くなります。

