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中古車相場が高い年に『待つ』は正解じゃない。買い方を変えろ
2026-01-27

中古車相場が高い年に『待つ』は正解じゃない。買い方を変えろ

中古車2026.01.27
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おすすめポイント

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    待つなら、期限と条件を決めて“待ち方”を変える
  • +
    買うなら、条件の取り方と支払い方を変える
  • +
    どっちにしても、迷い続ける時間が一番もったいない

PILLAR

コラムは「短い結論」を積み上げるための棚です。関連テーマは一覧(Pillar)から辿れます。

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CHAPTER 01

結論:「下がるまで待つ」は正解にならないことが多い。買うなら“買い方”を変える

中古車相場が高いと、「もう少し待てば下がるかも」と思います。 その気持ちは普通です。

ただ、ここでハッキリ言うと、【待つだけで解決することは少ない】です。 なぜなら、相場が下がるとしても「全部が同じように下がる」わけではないから。

なので、今の現実的な選び方はこうです。

  • 待つなら、期限と条件を決めて“待ち方”を変える
  • 買うなら、条件の取り方と支払い方を変える
  • どっちにしても、迷い続ける時間が一番もったいない

中古車の全体像はこちら:中古車選びの全体像(Guide)

CHAPTER 02

まず前提:相場は“平均”。あなたが買うのは“1台”

ニュースで見る中古車相場は、だいたい「平均」の話です。 でも、あなたが買うのは平均じゃなくて、目の前の1台。

  • 同じ車種でも、グレードや装備で値段が全然違う
  • 状態(キズ・修理歴・整備記録)で同じく違う
  • そして「人気のある仕様」は下がりにくい

だから、「相場が下がるまで待つ」は、当たりそうで当たりません。 【下がるのは“下がりやすいゾーン”だけ】というのが実感に近いです。

CHAPTER 03

高止まりの時期に“待つ”と増えるコスト(ここは気合じゃなく計算の話)

待っている間は、値段が下がるかもしれません。 でも同時に、次のコストが増えます。

  • 今の車の車検・修理・消耗品
  • 故障リスク(急に壊れると、結局“急いで買う”ことになる)
  • 機会損失(移動手段が必要な生活なら、時間が一番高い)

つまり、待つかどうかは「相場の予想」より、【あなたの期限】で決めるのが筋です。

次に気になるなら:月額総額で考える(Guide)

CHAPTER 04

買い方を変える①:値段に効く条件は“全部”じゃない。効くところだけ動かす

いきなり車種を変えるのはしんどいので、まずは条件を整理します。 値段に効きやすいのは、だいたいこの順番です。

  • 【年式・走行距離】(ただし“距離だけ”で判断しない)
  • 【グレードと装備】(同じ車種でも差が出る)
  • 【ボディカラー】(こだわりが薄いなら効く)
  • 【地域(在庫の出やすいエリア)】(取り寄せ含む)
  • 【販売形態(認定/一般店、保証の厚さ)】

逆に、効きにくいのは「根性で待つ」だけ。 条件を少し動かす方が、現実は早いです。

CHAPTER 05

買い方を変える②:車種は変えなくていい。“隣”にずらすだけで効く

「この車じゃなきゃ嫌だ」でも、少しだけ“隣”にずらせることがあります。

  • 同じ車種の1つ下のグレードにする
  • ひとつ前の年式(型)に寄せる
  • 似たサイズ・似た使い勝手の車に寄せる(車名ではなく用途で考える)

この“隣ずらし”ができる人は、相場が高い年でも買いやすいです。

CHAPTER 06

事例:高い年でも買えた人は「期限」と「条件」を先に決めている

例1:車検が近い人

「あと3か月で車検」みたいな人は、待つほどリスクが上がります。 この場合は、先に期限を決めて、条件を少し動かして探す方が結果的に安い。

例2:急ぎじゃない人

逆に、今の車が元気で急ぎじゃない人は、待つ価値があります。 ただし“無期限待ち”はダメ。 期限(例:2か月)を決めて、その間に条件を動かしながら探すのが賢いです。

CHAPTER 07

反論:「でも、春になったら下がるんじゃない?」→ 下がる可能性はある。でも“あなたが欲しい車”が下がるとは限らない

季節で相場が動くのは事実です。 ただ、人気車・人気グレード・状態の良い個体は、下がりにくい。

だから、春を待つならこう考えるのが現実的です。

  • 春に下がる“かもしれない”のはボーナス
  • 本命は「条件の取り方」で下げる
  • 期限までに買えなければ、次の手(隣ずらし)に移る

CHAPTER 08

次にやること:2週間で決め切る“探し方の型”

やることはシンプルです。

1) 期限を決める(例:2週間/1か月/2か月) 2) 変えない条件を3つだけ決める(例:サイズ、予算、用途) 3) 動かせる条件を3つ決める(例:色、グレード、年式) 4) 候補を10台くらいまで広げて、そこから絞る 5) 最後は「状態」と「保証」と「総額」で決める

次に読む:

CHAPTER 09

下がりやすいのはどっち?:相場が高い年ほど“差”が開く

体感として、下がりやすいのはこんなゾーンです。

  • 不人気色や装備が少ない個体(需要が限られる)
  • 走行距離が多めでも、整備がしっかりしている個体(評価が割れやすい)
  • 新型が出て“型落ち感”が出たタイミングのモデル

逆に、下がりにくいのはこういうゾーン。

  • 人気の色・人気グレード(指名買いが多い)
  • 状態が良すぎる個体(そもそも台数が少ない)
  • 仕事や趣味で必要な車(需要が景気に左右されにくい)

「全部下がるか」を追うより、【自分が狙うゾーンがどっちか】を見た方が早いです。

CHAPTER 10

総額で損しないために:本体価格より“最後に払う金額”を見る

相場が高いときほど、本体価格ばかり見てしまいます。 でも実際に差が出るのは、最後に払う金額です。

  • 諸費用(登録、整備、保証など)
  • 交換が必要な消耗品(タイヤ、バッテリー等)
  • 保証の範囲と期間(安い代わりに何も付かない、もある)

本体が少し安くても、総額で逆転することは普通にあります。 だから、比較するときは「総額」と「保証の中身」をセットで見るのが安全です。

CHAPTER 11

高い年にやりがちな“損する買い方”(避けるだけで勝率が上がる)

→ 事故車・修復歴・整備不足に当たる確率が上がります。 安い理由があるから。

  • 相場が高いのに、条件を一切動かさず「安い1台」だけを探す

→ “安く買う”より、“失敗しない”方が後で得です。

  • 焦って即決する(検討材料が揃ってない)

→ 結局、必要になった瞬間に急いで買う羽目になり、いちばん高くつきます。

  • 「相場が落ちるまで無期限で待つ」

ここを避けるだけで、相場が高い年でも事故は減ります。

CHAPTER 12

店選びのコツ:安さより「説明が噛み合うか」を見る

高い年ほど、安い店は魅力的に見えます。 でも、長く乗る前提なら、結局ここが効きます。

  • 交換する部品と理由を、ちゃんと説明してくれるか
  • 「この車の弱点」を先に言ってくれるか
  • 保証があるなら、どこまでが対象かを具体的に言えるか

この3つが噛み合う店だと、値段の納得感も出ます。

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