
後ろに太いマフラーが付いている車、いい音がするよね。マフラーって、音を出すために付けるの?

音の印象が強いよね。大事な仕事は、エンジンから出る排気の音を小さくすること。ここでは燃料を燃やすエンジンの排気を見ていこう。

小さくする部品だったんだ! 後ろに見える出口だけをマフラーって呼ぶの?

会話では出口も含めて呼ぶけれど、見える先端の奥には配管や消音器があるよ。消音器はサイレンサーともいうの。交換の説明では、どの範囲の部品を指すか確かめよう。
- エンジン
燃焼後のガスを送り出す。
- 排気管・浄化装置
ガスを導き、触媒などで有害な成分を減らす。
- 消音器
内部の構造や材料を使って排気音を抑える。
- 出口
排気を車外へ導く。見える先端だけで内部構造は決まらない。
役割を分けて理解するための模式図。部品の数・配置・一体化のしかたは車両で異なり、ターボなどは省略している。

消音器があれば、排気ガスもきれいになる?

消音と排気ガスの浄化は、分けて考える仕事だよ。触媒は化学反応を利用する浄化装置。マフラーの音が静かというだけで、排出ガスまで判断できるわけではないの。

じゃあ、交換品を見るときは見た目と音だけじゃ足りないんだね。

うん。まず自分の車に適合する部品か、何を交換する製品かを見る。そのうえで音の説明を読めるようになると、車屋さんにも希望を伝えやすくなるよ。次は、その説明に出てくるdBを見よう。
ここだけ覚えよう
- マフラーの消音器は、排気音を抑える仕事を担う。
- 見える出口と、配管・消音器を含めた交換範囲を区別する。
- 音の低減と、排気ガスの浄化は別の機能として確認する。
わかったか、確かめよう
「静かなマフラーだから、排気ガスの浄化性能も分かる」と言える?
自分の言葉で考えてから、答えを開いてみよう。
答えと理由を見る
言えない。消音器は音を抑え、触媒などの浄化装置は有害成分を減らす仕事をする。音の印象だけでは、別の機能の性能を確かめられないから。
迷ったら「マフラーって、音を出すための部品?」を読み直す →この回の出典・参考資料
- FUJITSUBO|排気システムの構造と仕組み ↗
排気系の構成とサイレンサーの役割を参照。個別製品の出力向上を一般化しない。
- 国土交通省|交換用マフラーの性能確認機関 ↗
交換用マフラーの性能確認制度。近接排気騒音の数字だけが確認事項ではないことを学ぶ。
制作・資料確認:CAR BOUTIQUE JOURNAL 編集部
更新 2026-09-22 · 資料確認 2026-09-22。シュナと莉奈は架空の案内役です。図の寸法や配置を整備手順として使わず、対象車の取扱説明書を確認してください。
