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輸入車は維持費が高い?結論:高くなるのは「部品」と「工賃」が重なるとき
2026-01-29

輸入車は維持費が高い?結論:高くなるのは「部品」と「工賃」が重なるとき

輸入車2026.01.28
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おすすめポイント

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    輸入車だから高い、ではない。高くなるのは 【部品が高い/作業が長い/原因の切り分けに時間がかかる】 が同時に起きたとき。
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    逆に言えば、この3つが読めれば「いくらぐらいになりそうか」は、買う前にだいたい見える。
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    不安なら、車を買う前に 【面倒を見てくれる工場(またはディーラー)を先に決める】。これだけで詰みにくい。

PILLAR

コラムは「短い結論」を積み上げるための棚です。関連テーマは一覧(Pillar)から辿れます。

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CHAPTER 01

結論:輸入車の維持費が高いのは「部品」「工賃」「原因探し」が重なるとき

  • 輸入車だから高い、ではない。高くなるのは 【部品が高い/作業が長い/原因の切り分けに時間がかかる】 が同時に起きたとき。
  • 逆に言えば、この3つが読めれば「いくらぐらいになりそうか」は、買う前にだいたい見える。
  • 不安なら、車を買う前に 【面倒を見てくれる工場(またはディーラー)を先に決める】。これだけで詰みにくい。

まずは、輸入車で起きやすい“つまずき”をまとめた 輸入車トラブルHUB を押さえておくと判断が早いです。

CHAPTER 02

維持費の中身:ほとんどは「部品代」と「作業代」

— 事前に CHECK POINT

  • 整備記録簿(点検記録)を見て、直近の交換履歴をメモする
  • その車種の“定番トラブル”を3つだけ調べる(全部は追わない)
  • 近所で面倒を見てくれる店を1つ決め、電話で「車種経験」と「診断の流れ」を聞く
  • 並行輸入なら「部品の納期」と「修理を断られた時の逃げ道」を確認する
  • 予備費(突然の出費用)を別枠で確保する

輸入車に限らず、整備代は基本 【部品代+工賃(作業代)】 です。 ここにもう1つ、【原因を探す時間(診断)】 が乗ると、体感として一気に高く感じやすい。

  • 交換する部品が決まっている作業(例:ブレーキパッド、オイル、バッテリー)は、金額が読みやすい
  • 警告灯が点いた系は、まず原因探し。ここが長引くと費用も伸びやすい

CHAPTER 03

高くなりやすい3つのパターン

1) 部品が高い/届くまで時間がかかる

輸入車の“部品代が高い”は、部品そのものの値段だけじゃなくて、【取り寄せコスト】や【待ち時間】が効いてきます。

  • 日本で流通量が少ない車種・グレードほど、部品の選択肢が少ない
  • 純正しか選べない(社外が少ない)と、価格が下がりにくい
  • 部品待ちが長いと、修理そのもの以上に「車が使えない」が痛い

「正規輸入(ディーラー車)」か「並行輸入」かでも、部品とサポートの受けやすさが変わるので、購入前に必ず確認したいポイントです。

2) 作業が長い(=工賃が伸びる)

工賃はざっくり言うと 【作業時間×時間単価】。 輸入車は、車種によって「作業が長くなる条件」が重なりやすいです。

  • エンジンルームが詰まっていて、外さないと触れない部品が多い
  • 専用工具や専用の手順が必要で、作業に手間が出る
  • 工場側が慎重になる(トラブル回避で確認工程が増える)

ここは “輸入車だから” というより、【その車の作り】と 【工場の慣れ】で差が出ます。

3) 原因の切り分けに時間がかかる(診断が長い)

今の車は電子制御が多く、症状が同じでも原因が複数あることがあります。 このときに掛かるのが「診断料」や「調べる時間」です。

  • 交換しても直らない(当てずっぽう)を避けるために、段取りを踏む
  • 診断機(テスター)で読める情報と、現車で確認が必要な情報がある
  • ここが弱いと「部品は安いのに、合計は高い」になりやすい

CHAPTER 04

買う前に「ここだけ」聞けば、だいぶ安全

販売店に聞くこと(これだけで地雷が減ります)

  • 整備記録簿(点検記録)はある?直近で交換した消耗品は?
  • その車種で“定番の不具合”は何?すでに対策済み?
  • 中古保証はどこまで付く?(壊れたときに、何が対象外かも)
  • 並行輸入なら、部品の取り寄せルートと納期は説明できる?

整備先に聞くこと(電話でOK)

  • そのメーカー/車種、普段どれくらい入ってますか?
  • 故障診断はどう進めますか?(見積もりはどの段階で出る?)
  • 純正以外(純正と同じメーカーの部品=OEM、社外品、リビルト※)も提案できますか?

※リビルト=再生品。 新品より安くできることがあります(車種による)。

ここまで押さえた上で、「見積もりの読み方」まで不安なら ディーラー車検は高い?見積もりの線引き も先に読むと迷いが減ります。

CHAPTER 05

「結局、高いんでしょ?」への答え

高い時は高いです。 そこは否定しません。 ただ、怖いのは金額そのものより 【“突然来る”】 こと。 なので、現実的にはこう考えるのがラクです。

  • いつか来る出費を、月々で積み立てる(気持ちが折れにくい)
  • レア仕様・流通が薄い車は「安く買えても後で高くなる」ことがある
  • 逆に、メジャー車種で整備先が見つかるなら、コントロールできる範囲に収まる

CHAPTER 06

チェックリスト:買う前に10分でやること

  • 整備記録簿(点検記録)を見て、直近の交換履歴をメモする
  • その車種の“定番トラブル”を3つだけ調べる(全部は追わない)
  • 近所で面倒を見てくれる店を1つ決め、電話で「車種経験」と「診断の流れ」を聞く
  • 並行輸入なら「部品の納期」と「修理を断られた時の逃げ道」を確認する
  • 予備費(突然の出費用)を別枠で確保する

CHAPTER 07

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